社協事業の近況報告
東川登町「ふれあいの家しののめ」にて「もしバナゲーム」が行われました
武雄市では、高齢者が住み慣れた地域で生きがいを持って在宅生活を継続していけるよう、各町ごとに高齢者の身近な居場所づくりや生活支援が行われています。
今回は、東川登町の拠点である「ふれあいの家しののめ」で行われた出前講座にお伺いしました。
4月11日(金)ふれあいの家しののめにおいて、メッセンジャーナース武雄つながりの方を講師に迎え「もしバナゲーム」が行われました。
この「もしバナゲーム」とは、もしもの時に自分が大切にしたいことについてカードを用いながら自分の思いを言葉にしていくゲームです。このゲームで使うカードには「家族と一緒に過ごす」「呼吸が苦しくない」「いい人生だったと思える」などが書かれてあります。グループに分かれ、もし自分の余命について宣告されたとき、何を大切にしたいのかそれぞれお話をしていただきました。「家族と一緒に過ごす」を選ばれた方は、「家族の負担になることは分かっているけど、最期はやっぱり家にいて家族に囲まれたい」と話されていました。また、「主治医を信頼する」を選ばれた方は、「病院に行ったとき、いつもお医者さんに、あんたに任せたけん!と話をしているとよ」とおっしゃっていました。自分の死が近づいたときのことを考えると心が苦しくなりがちですが、今回のこの講座を通じて、自分の考えや思いを整理すること、また、家族や身近な人とこれからのことについて話すきっかけになるのではと思いました。
